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 古川泰子 第18回ピアノ・リサイタル
 2011年 6月12日(日) 14:00 開演(13:30 開場)
 紀尾井ホール(四谷) 全席自由 4,000円

  演 奏 曲 目



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◆L. v. ベートーヴェン
6つのバガテル 作品126

◆R. シュトラウス
ピアノソナタ 作品5

◆F. リスト
3つの演奏会用練習曲 第3番“ため息”
2つの演奏会用練習曲 
 第1番 “森のざわめき”
 第2番 小人の踊り
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調



アンコール
 R. シュトラウス
  5つの小品 Op.3 -1 Andante
 F. リスト
  愛の夢

私にとって2010年は、CDの録音と発売〜リサイタル〜演奏旅行と盛りだくさんの年でした。そして極めつけは、イタリア製ピアノ・FAZIOLIとの出会いです。

11月に演奏会の下見を兼ねて、仙川アヴェニュー・ホールにFAZIOLIの試弾に行きました。うっとりするような美しいピアノ・・・鍵盤に触れ、音が響いたとたん、身体の全細胞が化学反応を起こしたような、私の何もかもが変わってしまったような、不思議な衝撃を受け、目前に新しい音楽の扉が開いたように感じられました。

思いつくままに曲を弾いてみました。すると、ますます、このピアノで弾いてみたい曲が次から次と脳裏に浮かび、興奮を抑えることが出来ませんでした。

その日、予定の下見を終えた後、その足でFAZIOLIの日本総代理店であるピアノフォルティのショールームを訪れ、1台のピアノに一目惚れ。何の算段ないまま、心の中ではピアノの購入を決めていました。

そして、12月にはそのFAZIOLIピアノを我が家に迎えることが出来ました。

すべてが夢の中の出来事のようで、長年ベーゼンドルファーを愛用してきた私には、天地がひっくり返るほどの大事件でした。

リサイタルでは、最大級のコンサート・グランドピアノFAZIOLI-F308を使用予定です。紀尾井ホールにどんな音を響かせてくれるのか、想像するだけでドキドキしています。(古川泰子)